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死役所のネタバレ・感想!死のその先を描いた異色コミック


(出典元©あずみきし/新潮社)

犯罪を犯した人間に復讐したり、死後の世界を描く作品はこれまでに多くありました。

こちらのサイトでも紹介している「外道の歌」などもその一つです。

今回ご紹介する「死役所」という作品は、単なる死後の世界を描いたものではなく、人が死んだあと成仏するための手続きをするということに焦点をあてた作品です。

このようなタイプの作品は今までになく、そのコンセプトだけでかなり興味深いのですが、実際にも非常に人気のある作品となっています。
現在連載中で完全なネタバレということではないのですが、あらすじを含めてご紹介します。

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死役所のあらすじ・登場人物


(出典元©あずみきし/新潮社)

舞台は死後の世界の役所、その名も「死役所」です。ここでは理由にかかわらず死亡した人々が自分自身の死亡した経緯などについて手続きをします。

中には自分がどうやって死亡したのかもよくわからない人もいて、死役所で働く職員の手を借りてその死亡理由を解明していく場合もあります。

職員は全員いくつかの共通点がありますが、年齢や性別も様々。みな、死後強制的に採用試験を受けさせられ、成仏させてもらえずに任期中はそれぞれの部署で仕事をしなくてはなりません。

主要な職員には、常に笑顔で口癖は「聞かれませんでしたので」の総合案内係・市村正道(シ村)、口は悪いが美人で仕事もできる自殺課の西川実和子(二シ川)、こわもてだが人情家で涙もろい他殺課の石間徳治(イシ間)、茶髪でチャラい今時の若者風な生活事故課の林晴也(ハヤシ)などがいます。

その他、人為災害死課の岩清水(岩シ水)、他殺課の新人・端本(ハシ本)、交通事故死課の松重謙三(松シゲ)、病死課の白神静佳(シラ神)などがおり、その他の課として癌死課(病死課の中には死因でさらに分けられている)、死産課、巻添え嘱託課といった部署があり、日々訪れる死者の対応を担っています。

死役所で勤務している人々の共通点


(出典元©あずみきし/新潮社)

彼らは実は、死亡した理由が「死刑執行」という共通点があります。死刑に処せられたものはすんなりと成仏の手続きはされず、この死役所での勤務が課せられ、拒否すると永久の闇である「冥途の道」へ行かされてしまいます。

ただ、冤罪での死刑だった場合は「成仏申請書」を提出することで成仏可能ですが、あえて申請しないこともできます。

また、任期満了に伴う辞令後49日以内に成仏しない、あるいは任期満了の辞令を拒否しても「冥途の道」へ行かされることになるようです。

主人公のシ村は、実は冤罪での死刑執行でした。当初はそういった話はにおわせるものの、このシ村の事件については詳しく触れられません。

シ村がなぜ、成仏申請をしないのか、その理由もストーリーが進むにつれだんだんとわかってきますが、本格的に語られるのは7巻以降です。

死役所のネタバレ


(出典元©あずみきし/新潮社)

基本的に1話完結、その時々の死因などでかかわってくる死役所職員が変わります。

時には、手続きに来た「お客様」の話と、死役所職員の過去やこれからが同時に語られる回もありますが、どれも考えさせられる、深い深い話ばかりです。

その中からいくつか、胸を打たれるストーリーをご紹介しましょう(こちらは完全ネタバレです)。

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第一条「自殺ですね?」


(出典元©あずみきし/新潮社)

記念すべき第一話、この回を読んで引き込まれた、続きを読もうと決めた方は多いでしょう。

主人公となる「お客様」は、中学1年生の男子・鹿野。いじめを苦に飛び降り自殺してここにきていますが、なぜここにいるのかもわからない様子で役所内をうろうろとしているところを、総合案内係のシ村に声を掛けられます。

案内された自殺課で、必要書類に記入している最中、鹿野くんはそれまでの凄惨ないじめの日々を思い出して興奮してしまいますが、シ村は冷静にそれを受け止めます。

自殺の場合は遺書の有る無しを記入しなければならないのですが、鹿野くんは「無し」にチェックをした後、日記を書いていたことを口にしました。

この死役所では、パソコンでお客様たちの生前の家庭環境や家族構成などを把握することが出来るのですが、この鹿野くんの両親のうち、父親は義理の関係でした。


(出典元©あずみきし/新潮社)

翌日、申請期限が迫る中、鹿野くんは思わぬ人物と遭遇します。自分を虐めていた男子生徒・牛尾が死役所にいるではないですか。ここは死者が来る場所、どうしてあいつが??

鹿野くんをみつけた牛尾は、「お前のせいで、お前が自殺なんかするから!!」と殴りかかってきます。彼が手にしていたのは、他殺課の書類でした。

なんと牛尾は、鹿野くんの義理の父親に車で轢き殺されていたのでした。生前、あまりうまくいっていなかったはずの義理の父親が、息子の復讐を果たしたようでした。

そのことを知った鹿野くんは、いつかここに義父がきたら、「お義父さんともっといろんな話したかった」と伝えてほしいとシ村に託し、笑顔で成仏の扉を開くのでした。

第8条「男やもめ」


(出典元©あずみきし/新潮社)

心筋梗塞で死亡した襟川は、朴訥な風貌の年配男性。昔から人づきあいが苦手でしたが、妻の典子は明るく美人なこともあって、友人も多く大変人から好かれる女性でした。

典子が病気療養の後に死亡し、ふさぎ込むかと思われた襟川でしたが、思い立ったように生前典子がしていた近所との付き合いやサークル活動に参加し始めます。

妻が得意で、周囲からも好評だった肉まんを作っては配り、ゲートボールにも参加して以前よりも生き生きとする襟川。周りの人もそんな襟川を受け入れているかのように思えたのですが…。


(出典元©あずみきし/新潮社)

実は襟川は、死亡してしばらく誰からも発見されず、腐乱状態で発見されていました。しかし、当の本人は、「きっとすぐに近所の人が見つけてくれたのだろう」と思っていました。

シ村に対しても、「女房に先立たれた男は蛆がわくとよく言われるけれど、自分はかみさんが死んでから人づきあいが増えて楽しかった」と笑顔で話します。

しかし現実には、襟川は誰からも疎まれ、嫌われていたのです。思ったことをすぐ口にして、自分の勝手な都合や押しつけで物事を決めつけ、他人がどう思うかなどはこれっぽっちも考えない性格の襟川は、人づきあいが苦手というより、嫌われていたのでした。だから、死亡した後も心配してくれる人がおらず、結局腐乱するまで気づいてもらえなかったのです。

シ村はそのことに当然気づいていましたが、何も知らないふりの笑顔で、何も知らない襟川を送り出すのでした。

第38条「理想の家族」第39条「お気をつけて」


(出典元©あずみきし/新潮社)

秀哉は両親との3人暮らし。しかし両親ともに仕事で忙しく、不仲。秀哉はそんな両親に心配や迷惑をなるべくかけないようにして生活していました。

ある土曜日、仕事で母は不在でしたが、父親は休みのはずでした。何となく体の不調を感じていた秀哉でしたが、急遽呼び出しで出かけようとする父を気遣って、体調不良を言い出せません。

一人になった後、熱がどんどん上がっていき、父親が帰宅したときには重篤な状態に陥っていました。

結局、インフルエンザで2日間昏睡した後、秀哉は死亡します。


(出典元©あずみきし/新潮社)

幼い秀哉が一人死役所をうろついているのを、他殺課のイシ間さんが見かねて世話をします。もともと子ども好きなイシ間さんは、秀哉の死亡に至った経緯を知って悔し涙にくれます。自分が死んでも、両親を気にして、両親のことを好きな秀哉がいじらしく、そして痛ましかったからでした。

ずっとひとりぼっちだった秀哉に、イシ間さんはぽつりと「一緒に成仏するか」と言います。実はイシ間さんには、任期満了の辞令が下っていたのでした。

イシ間さんはそれを誰にも言わずにいたのでしたが、秀哉の件で決意が固まったようでした。

イシ間さんは姪っ子をレイプした少年二人を殺害して死刑になっていました。したがって、成仏というよりも地獄行きの可能性が高いのですが、それでも秀哉と二人、成仏の門を開けたイシ間さんは笑顔で去っていくのでした。

第52条「自責」


(出典元©あずみきし/新潮社)

シ村がいつものように仕事をしていると、ガンで死亡した猪俣という男性が声をかけてきました。

なんでも、50年以上前に死亡した小学校の時の担任・印南清子の死亡理由が知りたいというのです。

規則で他人の死亡理由は口外できないため、丁寧にその旨説明するシ村でしたが、猪俣にはどうしてもはっきりさせておきたい理由があったのでした。

猪俣は小学校の頃、校舎の屋上から転落して足を粉砕骨折し、それ以来足が不自由な生活をしていました。ふざけていた末に起った事故だったのですが、それを目の前で見た印南先生は、ふざけてばかりいる猪俣を叱りつけ、命の尊さを涙ながらに訴えました。

実は印南先生は、戦争で家族を亡くしており、その経験から命の尊さを誰よりも感じていた、と猪俣は思っていました。


(出典元©あずみきし/新潮社)

そんな印南先生がある日、自宅で首をつって自殺していたのです。しかもそれを見つけたのは、猪俣でした。

それ以来猪俣は、あんなに命の尊さを訴えていた印南先生が自殺などするはずがない、気っと殺害されたのでは、と思っていて、シ村にそれを確認したかったのです。

シ村は自分自身も、娘の死亡理由を聞き出そうとイシ間さんに食い下がった覚えがあったため、こっそり印南先生の死因を探ります。そこには、命の尊さを知っていたはずの印南先生らしからぬ死亡動機が記されていました。

一方で、印南先生の死亡理由を知らないまま成仏を待つ猪俣は、本心では印南先生が自殺したのが「自分のせい」ではないかとずっと怯えていたのです。

その自責の念を払しょくするためには、印南先生が自殺であっては困る、そういった思いから他殺説を訴えていただけでした。

「先生は自殺などするような人ではない」と言いながら、結局は、自分のために自殺ではないと思い込みたかったのでした。


(出典元©あずみきし/新潮社)

罪を犯した人間の目線

この作品の面白いところとしては、亡くなった人々の様々な理由や感情が描かれるところのほかに、死刑執行で死亡した人間の視点があるというところです。

シ村をはじめとする死役所職員は全員元死刑囚。ということは、大変な事件を起こしたという経験があるわけです。

自殺課のニシ川さんは、生前美容室に勤務していて、3人の不倫相手を殺害、死体を損壊した人物ですし、イシ間さんは少年二人を殺害しています。人為災害課の岩シ水はもともと浪人生で、ネットカフェに放火して10人を焼死させています。


(出典元©あずみきし/新潮社)

このように、残虐非道な行いをして死刑となった人間が、この死役所では全く害のない人間として描かれているのですが、ストーリーのところどころに「ゾッとする」ようなその片鱗をのぞかせていることもあります。

また、自分の犯した罪について議論するといった場面もよく出てきます。自分がしたことに納得しているのか、今でもそれが正しい判断だったと思うか、など、興味深い話もあります。

もちろん、その罪の内容も、イシ間さんのように愛する者のための行動だったり、自己中心的な考えの末の犯行だったりといろいろですが、読んでいくうちになんとなく彼らを身近に感じてしまう瞬間もあって複雑な思いに駆られます。

こういった作品は他に類を見ないこともあり、マンガランキングでも常に上位に入る人気の要因と言えるのではないでしょうか。

死役所まとめ


(出典元©あずみきし/新潮社)

数あるコミックの中でも異色ともいえる「死役所」。最終話はどうなるのでしょうか?2019年時点でも好評連載中です。

心が抉られるようなエピソードもありますが、思わず涙してしまうラストが用意されていたり、逆に後味の悪いエンディングを迎えるエピソードもあります。人間の欲望や汚らしさなど、醜い部分も惜しみなく展開され、一方で人のやさしさや強さも描かれます。

どれもが全く違っていて、本当に飽きさせないんですね。

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