ネタバレあり!大人気「銀魂」の魅力と実写化映画の見どころ【定春・エリザベス】
(出典元:テレビ東京)
現在も週刊少年ジャンプで連載中の大人気作品「銀魂」。
2017年7月には、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈といった今が旬の俳優を起用して、実写化されましたね。
動画配信サービスでも、アニメ版、そして実写映画版と配信が開始されています。
今回は、銀魂にさほど詳しくない方にも理解いただけるように、少々ネタバレも含めながらまとめました!
銀魂のあらすじ・設定
(出典元:dTV)
<1分でわかる銀魂設定篇>
コメディではあるものの、随所に人情味あふれたエピソードがちりばめられ、かつ、SFの要素も含む時代劇、というちょっとよくわからない設定です。
時代設定は江戸末期。お侍さんもいれば、髪を結っていない人たちもいるような時代になっています。
そこに、「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人の襲来を受け、幕府があっさりと開国してしまったことで政権は天人が握り、幕府に忠誠を誓った攘夷志士たちは逆に弾圧の対象となってしまいます。
時代は流れ、しがないアルバイトをしていた道場の跡取り志村新八の前に、坂田銀時という侍魂を持った男が現れ、彼に惹かれた新八は彼の店、「万事屋」で働き始めます。そこには、夜兎族の神楽、ペットの巨大犬・定春も住み込みます。
彼らを基本に、周辺で起こるドタバタ劇や人間関係が描かれたのが「銀魂」なのです。
セリフ、ギャグだけに非ず!銀魂の魅力
基本的にものすごくセリフが多い作品で、原作などは吹出にこれでもかとギャグや薀蓄、ボケといったものが詰め込まれており、軽く読みたい人にはしんどいかもしれません。
アニメの場合も基本、その部分は引き継がれていますが、耳から入る方が楽ですので原作よりもアニメから入ったという人も少なくないでしょう。
また、回によってはあまり小さなお子様には見せたくない、聞かせたくない(笑)シーンやセリフも多いのですが、それが大人も楽しめるものになっているということも言えます。
(出典元:Amazon)
全編そういったおふざけばかりかと思いきや、キャラクターの背景やストーリーもしっかりしているので、不意に泣けるシーンがあると、かえって胸を打たれることもあります。
特に、巨大犬定春が主役となる、アニメ265話の「ドッグフードは見た目より味が薄い」の回は、ネット上でも「犬はずるい」と泣かされた人の声であふれています。
当然、感動回であろうとも、くだらない設定や膨大なセリフはそのままですが、笑った分だけ感動も大きい、それが銀魂の大きな魅力と言えるでしょう。
銀魂の実写化映画版は成功?
(出典元:dTV)
<予告動画1>
原作からアニメへの流れは、非常に成功している銀魂ですが、実写版となるとどうでしょう?
過去には、作者鳥山明先生から「あれ(実写映画)は別物」といわれてしまったドラゴンボール、酷評の嵐だったデビルマンなどがありますが、いずれもアニメの世界観がぶち壊されていたり、所詮CGでは対応しきれない日本のアニメ作品の凄さが要因であったと思われます。
<予告動画2>
銀魂の場合も、設定や外せないキャラ(定春やエリザベス)をどう表現するのかといった懸念がありましたが、実際にはどうでしょうか?
銀魂は実写化が決まった後、かなりネット上も賛否両論で荒れていたのですが、原作者の空知先生が肯定的な立場であったことや、キャストがさほど外していなかったこともあって期待感の方が膨らんでいったように思います。
結果はというと…
いや、面白い!見て損はなかったと思います!
実写映画版では、「紅桜篇」が用いられていますが、ほとんど原作通りとなっていました。
主人公、坂田銀時は今を時めくイケメン俳優、小栗旬が演じていますが、ずっと鼻をほじり続けていましたし、神楽を演じる橋本環奈は振り切れていてイメージを壊していなかったと思います。よくやったな、とさえ思います(笑)。
それから、セリフの多さが実写に良く合っていたのではないかと感じます。先にも述べましたが、セリフが多いがゆえに、原作だと目が滑る、いちいち時間がかかると感じた部分が、耳からすっと入りますのでむしろ実写ありきの原作と言っても良いのではないかと思うほどでした。
アニメでしか表現しきれない部分があるのは否めませんが、それ以上に、実写だから、その俳優さんたちの個性や独特の間合い、掛け合いなどから新たに生まれる良さもあり、キャスティングも大成功だったのではないでしょうか。
(出典元:dTV)
ミツバ篇、エリザベスが山田孝之
<ミツバ篇公式予告動画>
また、エリザベスの中の人がなんと山田孝之だということも話題になってます。
dTVで独占配信のオリジナルドラマ、「ミツバ篇」の時は、エリザベスの中の人を福田雄一監督がやっていたので、今回もそうだと思っていた人多数だったのですが、まさかの山田孝之でした。
セリフが一言しかないんです、なんて贅沢な山田孝之の使い方…
(出典元:銀魂公式Twitter)
<公式TVCM「エリザベス篇」>
とにかく、キャラのイメージをかなり忠実に守っている印象がありますし、細かい所にも笑いが生まれるような演出となっていて、楽しめることは間違いなしです!
銀魂を視聴できる動画配信サービス
(出典元:dTV)
銀魂を駆け足で紹介しましたが、大人も楽しめるアニメのひとつとしてこの作品はイチオシです。
やはりストーリーに力がないと、それは子供だましになってしまいます。
また、大人が楽しめる要素としては、シリアスなエピソードとバカバカしさの調和が不可欠です。
勧善懲悪だけならばアンパンマンに任せておけばいいわけで、そこにプラスバカバカしさや厭らしさがあることで、大人も参加できるエンタテインメントになるのではないでしょうか。
実写版は、原作をよく知らなくても問題なく楽しめるので、まずそちらを見て、原作やアニメも楽しむということでも良いですよ!
銀魂は、アニメ版がU-NEXT、dTV、Amazonプライム、Hulu、TSUTAYA TVなど、ほとんどの動画配信サービスで配信中です。
見放題、PPV区別はありますので、うまく利用して視聴してください。
また、オリジナル実写ドラマ、「ミツバ篇」はdTV独占配信です。実写映画版もdTVでPPVにて配信中となっています。
泣けるエピソードもある銀魂、実写映画は橋本環奈ちゃんの体当たり演技も見どころです!
ぜひ、ご覧になってくださいね。