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【ネタバレあり】年代問わず楽しめる名作!おすすめの時代劇映画ランキング4選

若い世代の方には、なかなかなじみのないジャンルとして「時代劇」というものがあります。

古臭い、言葉が難しい、そういった理由で避けてきた方も少なくはないでしょう。

しかし!この時代劇に分類される日本映画の中には、今見ても色あせない名作はもちろん、若い世代の俳優を起用して新しい作品に仕上げたリメイクものなど、見て損はない映画が数多くあるのです。

今回は、日本が世界に誇る時代劇作品をご紹介します。

私自身が何度も何度も繰り返し見るほどの良作揃いです。

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信長協奏曲 原作/石井あゆみ 監督/松山博昭

製作/2016年 主演/小栗旬、柴咲コウ 


(出典元:TSUTAYA)

あらすじ

なぜか戦国時代(1549年)へとタイムスリップしたサブロー(小栗旬)は、そこで織田信長に出会います。

信長と顔が瓜二つであったことから、信長から身代わりとして生きることを頼まれ、現代からは想像も及ばない戦国の世を生き抜くことになってしまうのです。


(出典元:(C)2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社)

顔は瓜二つでも、行動や性格の違いに側近たち(向井理ほか)は戸惑い、また、サブロー自身も、命のやり取りを目の当たりにするうちに安請け合いを悔いることになります。

妻、帰蝶(柴咲コウ)の助けもあり、天下統一へむけて意気込むサブローでしたが、本物の信長は「明智光秀」と名乗るようになっていました。

家臣たちとのきずなも徐々に深まり、浅井家との戦いにも打ち勝ったサブローでしたが、家臣の一人、秀吉(山田孝之)の本性、そして浅井家との戦いの罠、さらには本物の信長の本心が絡まりあって、結末は本能寺へと向かっていきます。

<予告動画>

ネタバレあり!見どころと感想

なんといっても、実力派のベテラン俳優、旬な若手俳優がそろい踏みしているところは大きな話題となりました。

小栗旬、向井理、高橋一生、山田孝之、濱田岳など、いずれも主役を張れる方々ですよね。

内容は原作からアニメ、テレビドラマを経ての映画化ですが、それぞれのイメージも大切に、ドラマから映画へはほぼ同一のキャストとなっています。

歴史設定については、あえて全く違う人物像、立ち位置(たとえば秀吉がスパイだったり)にすることで、単なる史実に基づいた作品ではなく、エンタテインメントとして成り立つ作品となっています。

妻、帰蝶とのストーリーも、時代設定関係なしで楽しめますし、凛とした戦国武将の妻の生き方を良い意味で緩くしていますから、現代の私たちでも共感できるストーリーに仕上がっています。


(出典元:(C)2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社)

しかし、ラストに向けて非常に緊張感のあるシーンが続き、ラストではサブローの命運やいかに、いや、もう駄目だ、とすら思えるわけですが、ここでサブローがなぜこの時代にいるのか、タイムスリップという当初の設定が生きていきます(このあたりは設定として秀逸だと思います)。

救いのない結末が多い時代劇作品ですが、この「信長協奏曲」は、ちゃんと落としどころもあり、サブローや帰蝶のその後にも言及されており、丁寧な作品であると感じました。

信長協奏曲は、現在U-NEXT、dtv、ビデオマーケットなどで配信中ですが、いずれもPPV扱いとなっています。

十三人の刺客 監督/三池崇史

製作/2010年 出演/役所広司、稲垣吾郎、松方弘樹、山田孝之、市村正親ほか


(出典元:©2010「十三人の刺客」製作委員会)

あらすじ

江戸後期、明石藩主松平斉韶(なりつぐ)による暴虐の限りを尽くしたふるまいについて、家臣の多くが頭を悩ましていましたが、将軍の異母弟であるがゆえに誰も諫めることすらできずにいました。

後々、斉韶が幕府の要職に就くことにでもなってしまったら、この泰平の世において政は一変してしまうと憂いた明石藩の老中は、御目付役・島田新左エ門(役所広司)を密に呼び出し、斉韶の暗殺を決めます。


(出典元:TSUTAYA)

新左エ門は、最終的に13人の仲間を得、参勤交代の帰国途上にある斉韶一行を討つことを計画し、道中の落合宿を村ごと買い取り、ありとあらゆる仕掛けをして斉韶の明石藩を待ち受けることとなります。

<予告動画(US version)>

ネタバレあり!見どころと感想

最凶の暴君、松平斉韶の心


(出典元:©2010「十三人の刺客」製作委員会)

見どころは随所にあるのですが、なんといっても稲垣吾郎演じる将軍の弟、松平斉韶のすさまじいまでの暴虐性には目を背けたくなります。

子供や女性にも容赦がなく、人を人とも思わないその振舞、また斉韶自身がもはや人ではないと思わせる描写は、他国で上映された際削られた部分もあるほどです(斉韶が食事をする際、いわゆる犬食いである部分など)。

ちなみに、この松平斉韶は実在の人物で、明石藩の藩主でもありましたが、エピソードにあるような逸話はありません。

明石藩と尾張藩の間には、確かに「無礼討ち」のエピソードが残っていますが、映画の内容はフィクションであることは松平斉韶の名誉のためにも申し添えます。


(出典元:©2010「十三人の刺客」製作委員会)

この演出については嫌悪感を覚えた方も少なくないと思いますが、私はこの斉韶の狂気の沙汰を描き切ることで、その後の結末での斉韶のセリフが生きると感じました。

ネタバレになりますが、斉韶はこの泰平の世において、単に「どうしようもないほどに退屈」であったわけです。

家臣たちは自分がどれだけ極悪非道な振る舞いをしようとも、顔を見合わせてうなだれるばかり、忠義を誓うとはそういうことなのか。

まるでどれだけ酷いことをすれば、本気で自分に向き合ってくれるのか試している子供のようです。

命を賭して行動するものが出ても、自分の命を奪いに来るわけでもない、つまらない。

武士に生まれながら、死に場所すら見いだせないということは、武士として生きる道も見失っている状態といえ、それは斉韶のみならず、武士なら誰しも抱いている気持であったとうかがえます。

ラスト、斉韶は新左エ門と相討ちとなるわけですが、刺されて「痛い、痛い」と泣きわめき、這いつくばって逃れようとするさまは無様でもあり、また斉韶が初めて「自分は今、生きている」と感じた瞬間であることがよくわかります。

この映画は、武士の生きざまを描いたものであると同時に、斉韶という人の心の叫びを聞いているような気持ちになる作品であると私は思います。

残念ながら、13人の刺客は現在動画配信サービスではTSUTAYA TVでレンタルのみの扱いとなっていますが、非常に見ごたえのある作品ですので、随時配信タイトルのチェックをして一度は見ていただきたいと思います。

窪田正孝くんが初々しくも力強く、故、松方弘樹さんの殺陣も本当に素晴らしいですよ。

切腹 監督/小林正樹

製作/1962年 主演/仲代達矢 丹波哲郎 岩下志麻 三國連太郎


(出典元:Amazonプライム)

あらすじ

時は江戸時代、井伊家の江戸屋敷に津雲半四郎(仲代達矢)という老いた浪人が訪ねてきます。

彼は家老・斎藤勘解由(三國連太郎)に対し、「生活に困り、さりとて武士として生き恥をさらして老いさらばえるのも苦しいので、切腹したい。ついては屋敷の庭先を借りたい」と申し出ます。

当時、江戸では仕事のない浪人たちの間で「切腹を申し出て金銭を得る」といういわばゆすり行為が蔓延していました。

というのも、切腹を申し出た浪人の覚悟を見込んだ藩があり、その浪人は仕官がかなったという前例があったため、真似をするものが続出したのです。


(出典元:U-NEXT)

しかしそれはあまりに藩としても放置することは出来ず、そういった慣例を断つべく、勘解由はせんだって同じように切腹を申し出たある若き浪人を、実際にはその気がなかったことを知りながら切腹に追い込んでいました。

切腹の覚悟を決め、そのうえで一度自宅に戻りたいと告げた浪人の気持ちを聞き入れず、しかも脇差ではなく竹でできた「竹光」と呼ばれた模造刀による切腹を命じ、若き浪人は苦しみぬいて絶命することになったのです。

そして、今日目の前に、また同じことをしようとする老いぼれた浪人が現れたわけですが、実はこの津雲半四郎は、先日無理矢理切腹させられた若き浪人の育ての親であり、自身の娘をその浪人の嫁にしていた男だったのです。

<予告動画>

ネタバレあり!見どころと感想

日本映画史上に残る不朽の名作です。

三島由紀夫の作品にも大きな影響を与えたとされるこの作品は、2010年に市川海老蔵主演で「一命」というタイトルでリメイクされています。

しかし、残念ながらキャストも演出も、このオリジナル版には到底及ばない仕上がりとなってしまいました。それはあまりにもオリジナルの質が高すぎるゆえのことであり、たとえ市川海老蔵の眼力をもってしても、仲代達矢の眼力には敵わなかったということです。

ストーリーもさることながら、津雲半四郎と、切腹の際に若き浪人をいたぶった井伊家の介錯人、沢潟彦九郎(丹波哲郎)が決闘する場面では、なんと真剣が使用されていることも今では考えられない、というよりも演じられる役者がもういないといえ、作品の緊張感、凄みを増幅させています。

津雲半四郎の娘・美保を演じたのは「極道の女たち」でおなじみの岩下志麻ですが、美しくも儚い侍の妻を見事に演じていて、こちらも圧巻です。


(出典元:松竹)

本来は、武士道の精神へのアンチテーゼが込められた映画であったのですが、実際には諸外国をはじめとする評価は、「悲劇の美学」として非常に高いものでした。

武士道へのアンチテーゼという部分は、浪人の覚悟におののき、武士である前に人であることを突き付けられる及び腰の「名ばかりの」武士たちに表れてはいますが、困窮の中でも夫のため妻のためを思いやる人としての美しさ、覚悟を決める姿、とにかくこの作品の根底にあるのは「美学」と言ってよいでしょう。

そして、多くの人が心の底に、自分ができるかどうかは別にして、命を賭しての行為にみる「潔さ」「儚さ」にある種の憧れに似た感情を持っているからこそ、この映画は成功し、評価されたのであると考えます。

この作品は、さすが名作だけあってU-NEXT、dtv hulu、Amazonプライムビデオなどで見放題となっています。

日本人のみならず、世界に評価されたこの作品は、一生に一度必ず見るべき映画です。

最後の忠臣蔵 監督/杉田成道

製作/2010年 主演/役所広司、佐藤浩市、片岡仁左衛門、桜庭ななみ


(出典元:Warner Bros. Japan LLC)

あらすじ

赤穂浪士の討ち入りを描いた「忠臣蔵」の、後日談を描いた作品。
赤穂浪士には、ふたり生き延びたものがいた。

討ち入りで伝令として働き、大石内蔵助より「討ち入りの生き証人として、遺された家族の余生を助けよ」と命ぜられた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)は、その言葉通り討ち入り後16年にわたって、義士の遺族を訪ね歩いていました。


(出典元:TSUTAYA)

吉右衛門が京都へ向かう途中、一人の男を見かけます。それは、吉右衛門の親友であり、討ち入りの直前に逃亡したとされていた瀬能孫左衛門(役所広司)だったのです。

孫左衛門は逃亡した臆病者と言われていましたが、吉右衛門にすれば妻も子もいなかった孫左衛門が命惜しさに逃亡するとは信じられないでいます。

一方、孫左衛門は「可音(かね)」という娘(桜庭ななみ)と暮らしていましたが、実はこの可音は、大石内蔵助の「隠し子」であったのです。

<予告動画>

ネタバレあり!原作との違い、あなたはどう見る?

この作品には原作があり、池宮彰一郎氏の「最後の忠臣蔵」がそれです。

原作を読まずして映画から見ても全く問題ありませんが、実は原作を先でも後でも読んだ人には、結末に対して異なった感情を抱くことになる非常に面白い作品なのです。

以下ネタバレを含みますが、大きな相違点として、映画では可音に対して大石内蔵助の娘であることは隠されていますが、原作では当初より孫左衛門からその事実を知らされています。

これは大したことに思えないかもしれませんが、可音の心情をメインに考えると結末にかけて非常に重要なポイントと言えます。


(出典元:TOHOシネマズ)

ストーリーのところどころに、曽根崎心中のセリフやシーンがちりばめられているのですが、こちらも意味を持っています。

幼子だった可音は、年月を経て年ごろの娘へと成長し、その揺れ動く心も見るものの心に波風を立てます。

それは、切ない女心というありていのものではなく、少し間違えると禁断の恋情ともいえるものであり、このあたりも見るものが原作を知っているか否かで違ってきます。

ラスト、可音の祝言が執り行われたのち、孫左衛門は切腹して果てます。その際、「介錯無用」と吉右衛門に告げるその真意は、はたしてどう見るでしょうか?

大石内蔵助のいわば遺言を完遂した今、孫左衛門はあらためて赤穂浪士として主君の後を追ったととるか、または、禁断の恋情を持ってしまった武士としてあるまじき自分へのけじめだったのか。

是非、映画と原作とを比べていただいて、自分なりの答えを見つけてもらいたいと思います!

「最後の忠臣蔵」は、AmazonプライムビデオビデオマーケットTSUTAYA TVでPPV扱いにて配信中です。Amazonプライムビデオは199円とお安いのでお得です。

時代劇映画を視聴できる動画配信サービス

今回は時代劇に焦点を当てて作品をご紹介しました。

これら以外にも、「鬼平犯科帳シリーズ」や、アニメが原作の「るろうに剣心」、黒澤明監督作品など多くの素晴らしい時代劇作品があります。

あまりに古い時代のものはなかなかとっつきにくいかもしれませんが、今のこのぼんやりしてしまった時代には強烈な作品が目白押しです。

今回ご紹介した作品は、テイストも少しずつ違いますので、自分にあったものをチョイスしてみてくださいね。


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