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【動画ネタバレあり】大人もハマる、そして泣ける「夏目友人帳」の魅力

アニメと言えば子供が見るもの、という時代はすでに終わりました。

アニメは大人も十分に楽しめ、むしろアニメでなければ世界観が崩れてしまう、という素晴らしい作品が目白押しです。

ジブリ作品は大人も子供も楽しめますし、新海誠監督の「君の名は」、士郎正宗さんの「攻殻機動隊」など、大人の方が楽しめるものも多く作られていますね。

今回ご紹介したいのは、緑川ゆきさん原作の「夏目友人帳」シリーズです。


(出典元:dアニメ)

現在、LaLa・LaLa DXにおいて絶賛連載中で、テレビアニメは第6期まで放送されており、2018年には劇場版公開が控えています。

ここでは夏目友人帳の魅力について詳しくお伝えしたいと思います。

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夏目友人帳のあらすじ


(出典元:©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会)

とある地方都市(結構田舎)に住んでいる高校生、夏目貴志は、幼いころに両親を亡くし今は遠縁の藤原夫妻の家で暮らしています。

貴志は子供のころから「他の人には見えないなにか」が見えていて、成長するにつれそれはいわゆる「妖怪」の類であると気づきます。

その力ゆえ、子ども時代は周りから薄気味わるがられ、引き取ってくれた親戚の家でも持て余されるようになり、非常に辛い思いをしてきました。藤原夫妻のもとに来てからは、心優しい夫妻と同級生たちの存在や、うまく立ち回る術を身に着けたこと、そしてなにより、「ニャンコ先生」の存在が貴志の心を強くしてくれました。

貴志にはレイコという祖母がいて、レイコも同じく妖怪が見える性質でした。レイコは妖怪たちと勝負をし、勝った証に妖怪の名前を書き留め、家来にしてきていました。その名前が記された帳面こそが、「友人帳」と呼ばれるもので、妖怪たちは名前を返してほしくて、または友人帳を奪って妖怪たちを手下にしたくて、貴志の前に次々と現れるようになるのです。

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知っておきたい夏目友人帳の魅力

夏目友人帳の魅力とは、どのようなところなのでしょうか。

誰にも受け入れられる画風、キャラクター達


(出典元:©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会)

アニメ作品は、その画風によっては万人受けの難しいものもありますね。特に、少女漫画雑誌に連載されているものだと、男性には受け入れられにくいことも。

夏目友人帳の場合は、原作コミックは線の細い画風ですが、アニメの場合は程よく改善されており、原作の画風よりも受けやすくなっています。

また、ニャンコ先生をはじめとする妖怪たちのキャラクターは、グッズになるほど人気です。

話によっては、シリアスなものや怖いものもあるのですが、やり過ぎ感のない、非常に見やすいキャラクターですので、「妖怪系は苦手・・・」という人も安心です。

声優陣のバランスの良さ


(出典元:アニメ夏目友人帳公式Twitter))

アニメ作品に重要なのは、声優の良し悪しです。

誰しも、原作を読みながら「このキャラはこんな声」と想像しながら読んでいるはずですが、そのイメージが崩れてしまうと落胆してしまいます。

夏目友人帳は、実力のある声優陣がそろっていて、どのキャラクターもイメージ通りに仕上がっています。

特に、ニャンコ先生を担当しているのは超ベテラン声優の井上和彦さんで、おおもとの姿の斑(マダラ)の時と、招き猫に入り込んだ時のニャンコ先生の姿の時と、二通りの声を演出しています。

ニャンコ先生については、井上和彦さんに一任されていたとのことで、二役をこなす井上和彦さんの力量に圧倒されます。

この町に住みたいと思わせる風景のすばらしさ


(出典元:dアニメ)

舞台となっている街は架空の街ですが、実際には熊本県人吉市の風景がモデルとなっています。作者の緑川ゆきさんの故郷とのことですが、程よく山や川が残り、ノスタルジックな雰囲気が満載です。

田んぼのあぜ道や小さな商店、森の中を抜ける近道など、ほのぼのした中で人間と妖怪が心を通わせるという設定が、観る人を引き付けて離しません。

日常に疲れた時など、このアニメを見ると風景を見ているだけで泣けてくる時があります。この街に住みたい、この風景の中で暮らしたいと思わせる作品は、そうそうないのではないでしょうか?

夏目友人帳には悪い人が出てこない


(出典元 ©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会)

どのシリーズにもいえるのですが、妖怪も人間も含め、本当に悪い人というキャラはいません。

もちろん、悪霊に近い状態になってしまった妖怪の中には、祓い屋たちや斑によって祓われてしまうものもいますが、それなりに悲しいエピソードがあったりして、妖怪だから祓わなければならないというものでもありません。

実際に、主人公夏目貴志は、むやみやたらに祓うということを良しとしておらず、そのことで祓い屋稼業のものやニャンコ先生から苦言を呈されることも。

自分を怖がらせ、辛い子供時代を送る要因でもあった妖怪たちを憎まず、対話しようとする夏目貴志の姿は、自分たちと違う姿や考えの人を排除しようとしがちな私たちに何かを問いかけます。

そんな夏目の周囲の人は、皆いい人ばかりで、そういったところもこのアニメの魅力の一つと言えますね。

なんといってもニャンコ先生!


(出典元 ©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会)

この作品の主人公はあくまで夏目貴志ですが、もはや夏目友人帳と言えばニャンコ先生と認知されるほど、このキャラクターは大人気となっています。

本来は斑と呼ばれる大きな白い獣ですが、夏目と行動を共にするようになって、依代(よりしろ)である招き猫の姿がメインとなっているため、ごろんとした丸すぎる風貌(触り心地はつるフカ)、笑っていない目、酒飲みで食い意地が張った性格にハマる人続出で、多くのグッズも販売されています。

本来、ニャンコ先生は夏目が所有する友人帳を取り上げ、妖怪たちを手下にする企みを持っているのですが、夏目の人となりに惹かれ、「お前が死んだらもらう」という条件の下、その条件とは裏腹なボディガードとして夏目を日々助けています。

普段はブサカワなタヌキネコですが、ことが起こると頼もしい斑となって危機を突破してくれるニャンコ先生。
新シーズンでもその魅力は全く衰えていません!

夏目友人帳アニメを彩る音楽の良さ


(出典元:Amazon)

主題歌はその都度、イメージに合った曲(明るくテンポの良い曲)が採用されていますが、エンディングテーマはしっとりと落ち着いた、切ない曲が多く使用されています。

中孝介さんが何回か曲をうたっていまして、第1期の「夏夕空」は名曲です。

そのほか、第4期の河野マリナさんが歌う「たからもの」や、第5期のAimerさんの「茜さす」もおすすめです。

今回第6期の主題歌は、佐香智久さんの「フローリア」ですが、これまた素晴らしい癒し系の曲です!

こういった音楽の良さも、夏目友人帳の魅力の一つと言えます。

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大人が夏目友人帳にハマる理由は?


(出典元:©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会)

大人が見ても面白く、泣けるアニメとして評判の夏目友人帳ですが、その理由は何でしょうか。

先にも述べましたが、全体的にノスタルジックな雰囲気が漂っている点はその理由のひとつでしょう。

それだけではなく、物語の構成が子供じみたものではなく、どうしようもない別れがあるということや、もう戻らない過去への郷愁など、大人になって初めて理解できる感情が多く取り入れられているという点にあります。

1人が寂しいのは、なにも子供だけに限ったことではないということなども、随所に取り入れられているテーマのひとつです。

夏目たちが住む世界に優しい人が多ければ多いほど、自分の置かれた日常の世知辛さにどうしようもなく涙があふれる、そんな声がネット上でも多く聞かれています。

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夏目友人帳を視聴できる動画配信サービス


(出典元:劇場版 夏目友人帳公式サイト)

夏目友人帳はテレビ東京系列で新作が放送され、2017年現在、第6期までが放送されました。

しかし、このテレビ東京系列というのは、地方では放送されないところが少なくないんですよね。

私が住んでいる四国も、まず見ることが出来ません。したがって、再放送などもなく、見るとすればBSのアニマックスとなります。

しかしこのアニマックスで初登場になるのは、結構時間がかかってしまうため、はやく新作を見たい場合はレンタルか動画配信になりますね。

動画配信については、dアニメ、またはGyaoで取り扱いがありますが、Gyaoは期間限定配信のようです。

ニコニコ動画でも配信はありますが、Gyaoからの配信となっているので、こちらも期間限定と言えるでしょう。しかも、ニコニコ動画はエラーになることも多く、今のところ動画配信はdアニメ一択と言ってもいいです。

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YouTubeなどに違法にアップロードされたものもありますが、いずれも画質も悪いですし、画面の比率もおかしく見る価値はありません(そもそも違法です)。

お試し期間などをうまく利用すれは、実質無料で正式な動画が視聴できますので、ぜひ利用してくださいね。

夏目友人帳、映画公開もたいへん楽しみです!その前に、是非これまでのシリーズもご覧になってください。

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