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【あらすじ・ネタバレ】死のピタゴラスイッチ!「ファイナル・デスティネーション」シリーズ大解剖


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

2000年に公開されたファイナル・デスティネーション。

死神のリストに載った者たちが、次々に死の恐怖にさらされる様子を描いた大ヒット作で、続編も5作まで製作されています。

今回はこのシリーズについてネタバレ含めて徹底解剖していきます!

なお、作品の性質上ショッキングな画像や動画がありますのでご注意くださいね。

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ファイナルデスティネーションのあらすじとシリーズの設定

最初に、1作目から5作目までの設定を大まかに確認しておきましょう。

1作目「ファイナル・デスティネーション」キーワードは「180」

<予告>

修学旅行へ向かう高校生・アレックスは、離陸直前自分たちが乗る飛行機(180便)が大爆発する夢を見ます。

夢から覚めた直後、その夢と全く同じことが起きる(たとえば夢と同じようにテーブルのつまみがとれる、女の子が席を代わってと頼んでくる、等)ことに慄いたアレックスは、周囲にも飛行機が落ちると伝えますが騒ぎを起こしたとして飛行機を下ろされますが、数人を残してほとんどの生徒と教師は飛行機に乗ってしまいます。

空港に取り残されたアレックスと仲間の目前で、180便は空中で大破、アレックスの言ったことは本当になりました。

九死に一生を得たと安堵したのもつかの間、次々と生き残った人間が不慮の死を遂げることになります。アレックスは、一緒に助かったクレアと共になんとかその死の連鎖から逃れようと抗いますが…

2作目「デッド・コースター」キーワード「新しい命」

<予告>

180便の事故から1年後、巷ではその後の生還者らの不審な死について様々な憶測が飛び交っていました。

女子学生キンバリーは友人と出掛けた高速道路の入り口で、自身を含めた多くの人が高速道路上での事故に巻き込まれる「夢」を見ます。

夢から覚めたのちは全作のアレックス同様、細かい部分で同じこと(ラジオの曲順や通りすがりの人々)が起こったため、180便の事件を知っていたキンバリーは高速道路に乗るのをやめます。警察官に助けを求めた直後、夢で見たと同じトレーラーが通過し、そして事故を起こします。

キンバリーの車につかえて高速に入れなかった数名の人々も、九死に一生を得ますが、やはりその後、次々と死の連鎖が彼らを襲います。

ちなみに主演のキンバリーは、大人気ドラマクリミナルマインドのJ.Jでおなじみ、A.J.クックです。かわいいですね。

<h3>作目「ファイナル・デッドコースター」キーワード「ヒントを探せ!」

<予告>

高速でのキンバリーたちの事故から5年。遊園地を訪れた高校生のグループがジェットコースターに乗った際、ウェンディがコースターの事故の予知夢を見て騒ぎます。

10人がコースターを降りた直後、またしてもその予知夢通りの展開が。今回は写真に死のトラップのヒントが隠されていました。

4作目「ファイナル・デッドサーキット」

<予告>

遊園地での事故から数年後のサーキットで、大規模な事故が起きることを予知したニック。

死を回避するためには、自分の脳裏に浮かんだ予兆を見逃さず、かつ正しい意味をつかむことが重要とわかり、その迫りくる死の脅威に立ち向かいますが…

5作目「ファイナル・デッドブリッジ」

<予告>

会社の研修旅行で通りがかった橋の上で、サムはその橋が落ちてしまう予知夢を見ます。

バスの中で大騒ぎして、つられてバスを降りた8人は、その直後橋の崩落に遭遇し九死に一生を得ます。

ラッキー8と名付けられた生還者でしたが、やはり彼らにも死の連鎖がまちうけていました。

自分が死ぬ代わりに誰かが「身代わりで死ぬ」ことで、死のリストから抜けられると考えた生還者たちは、やがて身近な人が自分の命を狙う羽目になり…


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

共通の設定としては、

  • 死のリストに載せられたものは死ぬ順番がある
  • リストに載せられるものは何らかの形で過去に九死に一生を得た経験がある
  • 「180」という数字がどの作品でも登場
  • 何らかの形で「予兆(サイン)」がある
  • 勝手に自殺は出来ない(順番を意図的に変えることは出来ない)
  • サインを把握、または突発的な出来事で死の順番が変わることはある

これらを把握したうえで鑑賞すると、「なるほどそういうことか!」と思えるでしょう。

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ネタバレあり!見どころと疑問点

ここからはネタバレも含みます。

フラグが立ってもそこじゃない!恐るべき死因


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

シリーズを通して、いくつも死のフラグがたちます。料理をしている最中に腕を排水溝に突っ込んで抜けなくなったら?洗車中にサンルーフが開いて、大量の水が入ってきたら?美容室で天井のシーリングファンが回りながら落ちてきたら??

ストーリー中、いたるところに日常に潜む危険が描かれます。それらは多くの場合、何事もなくやり過ごすのですが、死のピタゴラスイッチが作動した場合はそうはいきません。

まるで何かの意志が働いているかのように、全てが悪い方向へ働き始めます。

しかし、危ない!ヤバい!と思わせておいて、いったん助かったり、寸でのところで危機を脱出出来たりするシーンも多く、そして直後にくる本当の死は、まさに「そこかよ!!」と思わせるものばかりで息をもつかせません。

まとめ動画も作られた?!こんな死に方は嫌だ!


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

シリーズを通じての最大のみどころは、キャストの悲惨な死因です。

眠るような穏やかな死は有り得ず、皆、絶対こんな死に方したくない!!というような死に方で、しかも危険な場所にいたわけでもなく、自宅やマッサージ店、美容室や農場など、どこにでもある日常の風景の中で信じられないような事故に巻き込まれて死ぬのです。

しかも、どうせ死ぬなら自殺しよう!と思っても、それはなぜかできません。死にあらがうか、受け入れるしかないのです。

シリーズではそれぞれに異なった方法でその忍び寄る死の影に対抗します。ある時は新しい命を生み出すことで、ある時は身代わりに誰かを殺すことで。

ちなみに、私は出来れば一瞬で死にたいので、日焼けマシーンで焼け死ぬのだけは勘弁してほしいです。

見逃してはならない「サイン」


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

私たちは日々の生活の中で、「何か嫌な予感がする」そう思うことが稀にですがあります。

単なる心配性と片付けることも簡単ですが、実際に全く危険なことなどないのに、胸騒ぎがする、計画をためらうなどいつもとは違う感覚に襲われることが誰しも1度や2度はあるのではないでしょうか。

このシリーズでは、そのなんとなくの胸騒ぎやふと頭に浮かんだもの、夢などを見逃さず、それらを回避することで死を遅らせることが出来ます。

でも、完全に回避できたというわけではなく、いつまた襲ってくるかわからない緊張感を持ち続けなければならないということではあるのですが・・・

他のシリーズでも、最後の最後でトドメみたいなことが起こるので、最後まで本当に気が抜けません…

デッドコースターの生き残り、キンバリーとバーク保安官のその後


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

実はこの作品は、単独でも楽しめますが、全てが繋がっています。全作で登場した人や場所に関係がある人が次回作に出ていたり、シリーズを通じて出演するキーパーソンもいます。

その中で、2作目のデッドコースターの主役であるキンバリーは、バーク保安官と共に最後まで生き延びて終わっており、その後どうなったのか気になるところでした(第1作目の生存者クレアは2作目で死亡)。

実はキンバリーと保安官は、3作目で死亡していたことがわかります。

これはDVD版にのみ収録されているもののようですが、キンバリーは大学を辞め、事故から4年後に偶然保安官と再会し、デッドコースターに登場した牧場の木材粉砕機に巻き込まれ、それを助けようとした保安官も巻き添えになってふたりとも死亡したという新聞記事がさらっと映し出されるのです。

彼女たちの死亡検案書を書いたのは、2作目でキンバリーに蘇生を施したカラージャン医師、そして葬儀はウィリアムの営む葬儀所で行われました…

不気味な黒人・ウィリアムの謎


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

シリーズ1作目から、不気味な雰囲気の黒人が登場します。彼は葬儀屋(検視官?)で、いつも彼のそばには「死」があります。

そのためか、どこか達観しているようなウィリアムは、死の恐怖におびえる者にある「教え」を説きます。

不慮の死というものは存在せず、それらはすべて必然なのだというのが彼の考えで、全ての死には筋書きがあるというのです。

シリーズごとに違うのですが、たとえば2作目のデッドコースターでは、キンバリーに対して「新しい命が筋書きを変えられる」といい、5作目のデッドブリッジでは、「死はあざむけない」「生死の座席は決まっている」と意味ありげに教えます。

彼の素性は謎ですが、彼自身が死神であるとみることもできますし、全てを悟った「全能の神」とも考えられます。まるで、自身が仕掛けたゲームを楽しんでいるかのようにも見えますし。

彼の存在は謎のまま終わってしまいますが、あなたは彼の存在をどう見るでしょうか?

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実際にあった?現実社会でのファイナルデスティネーション


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

この作品自体はフィクションですが、現実に何かの力が働いたとしか思えないような事故がいくつか報告されています。

たとえば、2009年にエールフランスが墜落した事故で、その便に乗り遅れ九死に一生を得たイタリア人女性が、その翌日に交通事故で死亡しています。

また、日本でも2008年、自宅でリュックサックのひもに首が絡まり窒息死した男児が居ましたが、実はその2か月前に、自宅マンションの9階から誤って転落するも骨折だけで済んでいました。

さらに、同じく日本ですが、自転車で踏切に進入した60代の男性が何らかの事情で自転車がひっかかり、電車が通過する寸前で自転車を捨てて自分だけが踏切から逃げ、九死に一生を得ました。

しかし、その直後、電車に跳ね飛ばされた自分の自転車が直撃し、男性は死亡したのです。

すべては偶然とも言えます。しかし、2歳男児の事故については他殺を疑う声もあるほど、「有り得ない」ことであるのは間違いありません。

新作!ファイナルデスティネーション6の製作は?


(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

2011年にデッドブリッジが公開され、それ以降シリーズの製作は行われていません。

かわりに、シリーズの人気にあやかろうとしているのか、「ファイナル~」「デッド~」といった紛らわしいタイトルの映画が公開され、新作かと期待した人の歯ぎしりが止まないといった現象も起きているほど。

2013年に、一度はシリーズ6作目の構想が発表されたのですが、その後5年経っても製作は始まっていません。

舞台設定が中世になっているようで、これまでのシリーズとは大きく違う点に配給会社が難色を示しているとのうわさもありますが、心待ちにしているファンも多いこのシリーズ、是非新作を製作してほしいです。

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(出典元:© 1990-2018 IMDb.com, Inc.)

運命からは逃れられない。この作品のコンセプトとしては、死からは逃れられないということですが、どこまでも意志をもって追いかけてくる死は、たとえいつか全員死ぬとわかっていても「今は嫌だ!」という生への執着をあざ笑うかのようです。

日常にはもしかしたら、常にサインが転がっていて、私たちが今日生きているということは、知らず知らずそのサインを受け取り、死を回避しているだけに過ぎないのかもしれません。

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全5シリーズですが、一つ一つは「一応」独立しているのでどれから見ても良いですが、できれば1から順に視聴することをおすすめします。

5作目では度肝を抜かれる設定があるのですが、これは1作目を見ていなかったらわかりません。

ぜひ、1から視聴してみてください。

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