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【ネタバレ・あらすじ】主役は誰?白石和彌監督作品映画「32サニー」


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

2013年、実話をもとに制作した「凶悪」がとんでもなく素晴らしい出来栄えで、国内の映画賞を総なめ、その後も同じく実話が元ネタの「日本で一番悪い奴ら」、痛々しいまでに突き抜けた阿部サダヲが絶賛された「彼女がその名を知らない鳥たち」、そして2018年「狐狼の血」も大ヒットとなっている白石和彌監督。

現在の若手(?)監督としてこの人より勢いのある人を知りません。

その白石和彌監督が、「凶悪」で名コンビぶりを発揮したリリー・フランキーとピエール瀧、脚本家・高橋泉を再び起用したということと、これまた実際に起きた痛ましい事件を題材にしたということで面白くないわけがない!と思った「32サニー」。

今回はこちらについてまとめました。ちなみに、篠原涼子主演の「SUNNY」とは全く違う映画です。

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32サニーのあらすじと登場人物


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

中学校教師の藤井赤理(北原里英)は、教師としての仕事もプライベートもなんの充実感もない生活を送っています。友達関係で悩む教え子にもそっぽを向かれるほど、誰も赤理を頼ったりしていません。

しかし、実は彼女にはストーカーがいて、日々そのストーカーに怯えていました。

ストーカーが逮捕され、安堵したのもつかの間、赤理は24歳の誕生日に何者かに拉致されてしまいます。実行犯は柏原(ピエール瀧)、小田(リリー・フランキー)。暴力でしか愛を感じられない柏原は、赤理を殴ってその愛を感じ、赤理に押し付けようとします。

拉致された監禁場所には、数人の男女も集まってきて、彼らはなぜか赤理のことを「サニー」と呼び意味の分からない話をしています。


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

彼らの話によれば、10年以上前に起こった小学生女児による同級生殺害事件の加害女児が、ネットに出回った写真で特徴的なピースサイン(左手は指3本、右手は指2本)をしていたことから、「32サニー」と呼ばれ、神格化されていると言います。そして、赤理こそがそのサニーであると彼らは信じていたのでした。

身に覚えのない赤理は恐怖におののき、逃げ出すことを試みますが、追い詰められた挙句「みんながそういうのなら私こそがサニーだ」と開き直り、サニーとしてネット上で活動をし始めます。

ネットで人生相談を行い、神としての言葉を吐きだすサニーの前に、「本物のサニー」(門脇麦)なる人物が現れます。当初はどっちが偽物でも本物でも関係ないと考える柏原や小田でしたが、本物にこだわっていた信者には許せるはずもなく、赤理を頂点にまとまっていた信奉者たちにほころびが出始め・・・

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<予告>

32サニーの元ネタになった事件について

2004年に佐世保市で起きた小6女児による同級生女児殺害事件が元になっています。現場も校内であり、カッターナイフで首を深く傷つけるという凄惨な事件内容に、日本全国に衝撃が走りました。

32サニーはこの加害女児をモデルにしていますが、その他の設定や登場人物(殺害された女児の兄が登場している)はフィクションです。

32サニーの感想


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

いつもなら見どころをいくつかご紹介するのですが、今回はネタバレを含めた感想としてまとめます。

正直な感想としては、「両極端な映画」でした。「凶悪」に通じるシリアスさを求め過ぎたのかもしれません。

ところどころに感じるコメディタッチの演出、たとえば信者たちが警察官とひょんなことから銃撃戦になる(この設定自体が有り得ない)シーンで、信者が死亡するたびに「享年〇〇」などとテロップが出たり、今どきネットでこんなこと言う?というような一昔前のネットスラングがこれでもかと出てきたり、ドローンに人間がぶら下がったり、暴力シーンなのに白々しさが前面に出てしまっているあたりなど、コントなの?とさえ思うほど。

いわゆる悪ふざけなのか、本気なのか全く分からない映画でした。

「凶悪」での直視できない暴力シーンとは正反対というか。


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

主演の北原里英も、そもそもなじみのない人からすればその演技力が白々しく、後半に登場する門脇麦との演技力の差があり過ぎて痛々しさすら覚えるほどでした。

この映画はスーパーバイザーとして秋元康氏が関わっているのですが、随所に「だろうね」と思う秋本演出が見られます。この辺りは拒否反応を示す人も少なくないのではないでしょうか。

白石監督の起用する役者さんは、そんなに有名でない女優、俳優でありながら役者としての底力がスゴイ人が多く、たとえば「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の松岡依都美などは最たるものです。

今回もそういう人がいるかと期待しましたが、印象に残る人はいませんでした。強いて言えば、北原里英の悪目立ち映画と言えるでしょうか。

リリーさんもピエール瀧も、全然印象に残らない。これがあの「凶悪」のコンビなのかと思うほど。ひたすら北原里英の悪い意味での大振りな演技が他者の演技さえも殺しまくるという・・・

途中まではこのような、本気で見るの止めようかと思うほどの流れなのですが、後半、新たな32サニー(門脇麦)が登場する当たりから少しずつ変わってきます。


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

拉致され、わけのわからないまま暴力と恐怖にさらされつづけた赤理は、ある瞬間から32サニーとして生きる決心をします。

それまでの赤理は、自分の価値も見いだせず、何のドラマも起こらない自分の日常を不満に思っており、唯一普通ではないストーカーの存在を内心は喜んでいました。

32サニーとして活動をし始めると、それまで教え子にも頼られたことがなかった赤理に、日本中の人が悩みを告白し、赤理の言葉をあたかもご神託であるかのように崇め奉ります。

赤理にとってはこの上ない快感だったわけですね。

そこへ、「私こそが本物の32サニー」なる人物がネット上に登場します。彼女が本物だと確信した赤理は、彼女と対話を試みます。

どうしてあんな事件を起こしたのか、その問いに、彼女は「わかんないよっ!」といって涙を流します。

私はこの映画のクライマックスはここだと思ってます。

冒頭からなんだこれ、という流れだったのに、このシーンは思わず涙がこぼれそうでした。

大人になった加害女児は、今もあの日に縛られて現実という地獄を生き続けている。許してもらえる方法もなければ、逃げ出すこともできない。


(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

そこへ、「なんであんなことしたの?」と聞かれても、わかんない、子どもだったんだよ、大人の感覚を持ち合わせている今、そんなこと理解しようもないじゃないか。

大好きだった友達。お互いの考えたことが、実は違っていたなんてよくあること。でも、片方にとってそれがどうしても譲れない事だったら?それが果たせないことが、とてつもなく許し難いことだったら?

加害女児は発達障害を抱えていたとも言われています。門脇麦は、その大人になり切れない、かといって子供ではない、そんな難しいバランスを完璧に演じ切ったといえます。それほどまでに、凄みのある演技でした。

このシーンにたどり着くだけでも、見る価値は十分にあると言えます。

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(出典元:(C)2018『サニー/32』製作委員会)

久々に見るのが苦痛なタイプの映画だと思ってしまったのですが、後半は素晴らしかったです。

コントのようにも思えるネットの演出も、もしかしたらあえてそうすることで、ネット民に対する皮肉だったのかな、と考えたり、北原里英の酷い演技も、実は藤井赤理という薄っぺらさを表現したのかも、とか、見終わってからじわじわくる、そんな映画でした。

人を傷つけてしまう、殺してしまうって言うのは、なにも対岸の火事ではなく、誰の隣にもあることかもしれません。そして、そこに理由はあるんだけれど、それが万人に理解されることなどないし、時間が経過してから思い返してみれば、その理由なんてもうわからなくなってしまう、実際そんなものかもしれないな、と感じました。

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好き嫌いが分かれる映画とは思いますが、頑張って最後まで見ていただけると、最後には何か感じるものがある映画です。

門脇麦はやっぱりすごい女優ですね。


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