女性が主役の映画5選!本気でおすすめ元気をもらえる名作集
なんだか落ち込み気味な時や、ストレスが溜まっているなぁなんて感じた時、映画を見てリフレッシュするのもいいですよね。
でも、どのジャンルにしようかな?特にこれといってタイトルが思いつかない…
そんな時におすすめなのが、「女性が主役」の映画です。
境遇や立場は様々ですが、とにかく見終わった後に「よし、また頑張ろう!」と必ず思える珠玉の名作を集めました。もちろん、男性にもおすすめですよ!
⇒ 女性が主役のおすすめ映画を視聴できる動画配信サービスをチェック
目次
サンシャイン・クリーニング 監督/クリスティン・ジェフズ
製作/2009年 主演/エイミー・アダムス
(出典元:AllMovie)
あらすじ
高校時代、アメフトの選手と付き合うなどいわゆる「クイーン」的な存在であったローズは、30代になった今、恋人は既婚者(しかも高校の同級生)で、ハウスクリーニングの仕事をしながらシングルマザーとして日々の生活にあえいでいます。妹のノラも、飲食店のバイトすら満足にできず、無職。
「こんなはずじゃなかった」という思いをぬぐえないでいたローズはある時、姉妹で仕事を請け負うことに。
その仕事とは、「特殊清掃」。そう、事故や自殺などの現場に出向いて、きれいに掃除をする仕事です。
お金になるということで請け負ったものの、素人の姉妹はその手順もわからず右往左往。
周囲の助けでようやく軌道に乗り始めた特殊清掃の仕事ですが、ある事件が起こります。
負け犬万歳!人生は素晴らしい
いわゆる、負け犬ムービー、人生どん底の家族が織りなすヒューマンドラマです。
若いころは、美人なだけでちやほやされたのに、大人になったらそうはいかない。努力しなかったものは、運が悪かったものはそのまま負け犬まっしぐらです。家族はと言えば、息子はいじめられっ子、親父はわけのわからないエビの養殖で一発逆転を狙う夢見る老人。這い上がる蜘蛛の糸すら見えません。
そんな家族が、とにかく必死に生きる姿は、なぜかバカにできないし、むしろその姿にこちらが励まされます。
疲れてしまっても、きっと大丈夫。汚れなんて、洗えば落ちる!のですから。
パーマネント野ばら 監督/吉田大八
製作/2010年 主演/菅野美穂、池脇千鶴、小池栄子、江口洋介 ほか
(出典元:「パーマネント野ばら」製作委員会)
あらすじ
高知の小さな漁村に一軒しかないパーマ屋、「野ばら」。
そこに集う人々はみんな、男の話しかしません。経営者のまさ子(夏木マリ)をはじめ、おばちゃんたちはみんな気合の入ったびっちびちのパンチパーマ。昨日も今日も、聞こえてくるのは男の話ばかり。
(出典元:「パーマネント野ばら」製作委員会)
娘でバツイチ子持ちの出戻り、なおこ(菅野美穂)と、幼馴染で貧乏が染みついているともちゃん(池脇千鶴)と、フィリピンパブを経営していたらそこのホステスが自分の夫と浮気していたみっちゃん(小池栄子)も、毎日小さな町のうわさ話や自身の恋バナに花を咲かせています。
でも、なおこと恋人の中学教師・カシマ(江口洋介)は、なんとなく不思議な距離でつながっていて・・・
下品で、だらしなくて、でもなんか優しい。泣いたら金が逃げていきます!
原作は西原理恵子さんですが、よくここまで映像化できたなぁというのが正直な感想です。
しかも、原作と違う点はあれど、文字通りパンチのききまくった骨太の映画に仕上がっています。
品のないガサツなおばちゃんたちや、どうしようもなくだらしのない男たち、そこから抜け出す努力もしない幼馴染たち。
心のどこかで、「残りカスしかおらん」と思いながらも、結局自分もそこに居場所を求めているなおこ。
そんな、どうしようもない人たちに、実はずっと守られ、愛されている。
(出典元:「パーマネント野ばら」製作委員会)
私自身が愛媛の生まれですから、この四国の田舎を地で行く脚本、演技にはもうおなかが壊れるほどに笑い、そして泣きました。
骨太でありながら、どこかゆるくて繊細で、バカバカしくて泣ける。見終わったあとの程よい疲労感は、眠れない夜にもおススメの一本です。
幸せのレシピ 監督/スコット・ヒックス
製作/2007年 主演/キャサリン・ゼタ・ジョーンズ アーロン・エッカート
(出典元:Warner Bros.)
あらすじ
マンハッタンの高級店の料理長であるケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、そのあまりの完璧主義で客やオーナーと衝突することが多く、オーナーからカウンセリングに行くよう命じられています。
カウンセリングでも、自身の料理でしか何かを表現することもできず、カウンセラーに呆れられるほど。
そんな時、姉が事故死してしまい、一人遺された姪、ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることに。
心に傷を負ったゾーイと、他人とうまく関われないケイトの間には、微妙に溝ができたままです。
店には新しいシェフのニック(アーロン・エッカート)が来ますが、おおらかで楽天家のニックとケイトはそりが合いません。けれど、頑なだったゾーイの心をニックが開いたことで、ふたりの距離も縮まり、ゾーイとの関係も好転しますが…
(出典元:Warner Bros.)
日々頑張るあなたにこそ、見てほしい!本当の幸せって?
(出典元:Warner Bros.)
仕事一筋、他に何もいらないとさえ思っている女性は少なくないでしょう。
キャリアだけが自分のすべて、でもそれって本当にそうでしょうか?本当は、もっと素敵なものを、あなたはたくさん持っているのではないでしょうか?
幸せになるために必要なこと、それは案外自分の中にちゃんとあって、それに気づくか気づかないか、である場合も少なくありません。そして、気づかせてくれる人に出会えるか、もっと言えば、自分以外の人たちとしっかり関わっているかどうか。それは、幸せのレシピを書くための「ノート」なのではないでしょうか。
姪役のアビゲイル・ブレスリンの自然なふるまい、素晴らしい料理や音楽にも、心癒される作品です。
エリン・ブロコビッチ 監督/スティーブン・ソダーバーグ
製作/2000年 主演/ジュリア・ロバーツ
あらすじ
シングルマザーのエリン(ジュリア・ロバーツ)は、職探しの途中交通事故に遭い、裁判での態度が陪審員に問題視され裁判にも負け、明日を凌ぐお金にも困り果てていました。
担当した弁護士に責任を取ってもらうべく、事務所に押しかけ仕事を与えろと詰め寄ります。
根負けした弁護士エドワード(アルバート・フィニー)は、その場しのぎで雇うことを決めますが、学歴もなく、周囲の和を全く意識しないエリンの奔放な態度に困惑しています。エリン自身も、仕事を得たのは良いとしても、どこか空虚な気持ちを抱いていました。
(出典元:Universal Pictures)
そんな時、整理していた書類の山から、大企業に対する公害訴訟の書類を見つけ、個人的に調べ始めます。それは、エリンの運命を大きく変える訴訟だったのです。
母は強し!女は度胸で生き抜いて
(出典元:Universal Pictures)
とにかく、ジュリア・ロバーツ演じるエリン・ブロコビッチのたくましさには圧倒されます。
転んでもただでは起きない、このあたりは日本人の感覚とは違いますが、崖っぷちでしかも子供たちの生活を守らなければならないとなったら、なりふり構っていられないのが母親ですよね。
偏見や差別は、残念ながらどんな国にもどんな場所にも存在します。もちろん、不当な差別は許されませんが、だからと言って何もしなければ誰も助けてはくれません。
学歴=仕事ができる、ではないということは知られていることですが、それでも相当の努力をしなければ、それを証明することは難しいのです。
(出典元:Universal Pictures)
この映画は、正義が勝つとか、そういった薄っぺらい映画ではなく、1人の非力な「はず」の女性(母親)の生き方を描いたものであると感じました。
アカデミー賞などの受賞作は期待外れのものもありますが、こちらは文句なし、とにかくスリリングでタフな素晴らしい映画です。誰かにドーンと背中を押してほしい時、とにかく気持ちを強く持ちたいときなどはおススメですよ。
フローズン・リバー 監督/コートニー・ハント
製作/2008 主演/メリッサ・レオ、ミスティ・アッパム
(出典元:Sony Pictures Classics)
あらすじ
アメリカの北の街で暮らすレイ(メリッサ・レオ)は、夫と二人の子供の4人暮らし。家はトレーラーハウスですが、あちこち壊れており、新しい家を手に入れたいと思っています。
しかし、仕事はワンコインショップの店員で、昇給もなくなかなかお金はたまりません。
夫は賭け事が好きで、ある日トレーラーショップの残金を持ったまま、行方不明になってしまいます。
(出典元:Sony Pictures Classics)
夫を捜しに出かけたビンゴ大会の会場で、夫の車を発見しますが、なぜかその車には原住民モホーク族のライラ(ミスティ・アッパム)が乗っており、聞くとバス停に乗り捨てられていたから拾った、と言います。
険悪な雰囲気に落ちる二人ですが、ライラにも夫の親族に取られた息子を取り返すためお金が必要であり、その点で一致した二人は、とある仕事を請け負うことになります。
その仕事とは凍った川を車で往復して、密入国の手助けをすること。危険な目に遭いながらもなんとかこなし、もう少しで目標のお金が貯まるはずが…
すべては家族のため、生きるためにしたことは、はたして悪か?
登場する二人の女性は、ともに問題を抱えており、その根源はお金でした。
レイはまだ幼い子供もいましたし、お金がないために長男にも辛い思いをさせていることがわかっていました。
一方ライラも、目が不自由なこともあって字が上手く書けず、「普通の仕事」にはなかなか就けません。たった一人の息子も、夫の母親に取り上げられたままで、何とか生活を立て直して息子を引き取りたいと思っていました。
最初は、お互いがお互いを利用するいびつな形の関係でした。そんな二人の気持ちが一つになるとき、それは自分たちが「母親」であることを確認する場面です。
(出典元:Sony Pictures Classics)
全般的に暗く、息苦しささえ覚えるほど重たい映画です。結末も、厳しいものです。でも、なぜか「それがベストだ」と思えるのです。
二人が出会ったころ、ライラは学がないこともありどこか考えることを放棄しているように見えます。レイも、目先のことばかりに囚われて焦っています。でも、ラストの二人は全く違います。
自分でしっかりと考え、判断し、その時点でベストの選択をします。そしてその思いは、子どもたちにも周囲の人にも通じたように見えます。
決してハッピーな映画ではありませんが、きっと未来は「そんなに悪くない」、そう思わせるラストが非常に印象的です。
人生うまくいかないな、そんな風に落ち込んだ時、ぜひご覧になってください。きっと、落ち込んでばかりの自分とは違う自分に出会えるはずですよ。
おすすめ!女性が主役の映画を視聴できる動画配信サービス
今回は、その知名度にかかわらず、いろんな立場の女性が主役の映画を集めました。
特におすすめは、最後にご紹介した「フローズン・リバー」です。差別や貧困などがテーマにあるので社会派ドラマともいえますが、この2人の母親にきっと心をわしづかみにされるはずです。
現在、dTV、Amazonプライム、U-NEXTなどで動画視聴可能です。
定期的にタイトルは入れ替わりますので、配信終了の場合もありますが、その場合はTSUTAYAやAmazonプライムなどでレンタル、購入できます。
元気を出したいとき、ご紹介した映画は自信を持っておすすめできますので、ご覧になってみてくださいね。
女性が主役のおすすめ映画を視聴できる動画配信サービスをまとめてみました。(いずれのサービスも無料お試し期間を設けています。)
U-NEXT
月額料金 | : | 1,990円 |
---|---|---|
無料期間 | : | 31日間 |
配信数 | : | 12万以上 |
・動画の他に雑誌やコミックも読める。
・最大4人まで同時視聴が可能。
・ドラマも映画も最新作に強い。
・毎月付与されるポイントは映画館でも使える。
dTV
月額料金 | : | 500円 |
---|---|---|
無料期間 | : | 31日間 |
配信数 | : | 12万以上 |
・月額500円で料金が安い。
・昔の映画やドラマの配信が多い。
・ミュージックビデオ、ライブの配信が多い
・ダウンロード機能があるのでWiFi環境がない場所でも楽しめる
月額料金 | : | 933円 |
---|---|---|
無料期間 | : | 2週間 |
配信数 | : | 4万以上 |