1. ホーム
  2. 海外ドラマ
  3. ≫【動画】語り継がれる犯罪捜査ドラマ!CSI科学捜査班の見どころ・あらすじ

【動画】語り継がれる犯罪捜査ドラマ!CSI科学捜査班の見どころ・あらすじ

数多くの海外ドラマの中で、今回ご紹介する「CSI科学捜査班」ほど長く愛され続けているドラマはないでしょう。

2000年から本国アメリカで放送開始され、瞬く間に大人気シリーズとなり、通算シリーズが15、そして最終回スペシャルと15年にわたり放送されました。

その後、日本では2015年にすべてのシーズンが放映されましたが、その間、今に至るまで、AXNやWOWOW、ディーライフなどで何度も再放送され続けています。

このドラマの人気はどこにあるのでしょうか?大ファンである私の個人的な視点・感想も交えてご紹介します。

海外ドラマを見たい人におすすめの動画配信サービスはこちら

CSI科学捜査班!ストーリー


(出典元:CSI.Wikia)

ラスベガスで起こる様々な事件の犯罪捜査で、鑑識活動などをメインとした科学捜査の実態、活躍がメインストーリーです。

ラボと呼ばれる鑑識施設(警察署内)内部だけでなく、刑事と共に現場に赴いたり、法廷で証言するなどその活躍は多岐にわたっています。ベガスという土地柄、カジノや高級ホテル、砂漠などが頻繁に舞台として使われ、その舞台ならではの事件が起こります。


(出典元:CSI Wikia)

登場するCSIチームは昼番と夜番(遅番)に分かれており、ドラマでは主に夜番のチームが描かれますが、メンバーは警官ではなくあくまで科学者であり、捜査官。拳銃などを携帯してはいますが、あくまで仕事は鑑識です。

基本的には1話完結ですが、背景に1話で解決しないエピソードもあり、それは複数のシーズンにまたがって構成されることもあります。

恋愛に絡む話は多くありませんが、キャストそれぞれの悩みやトラブルに焦点が当たるエピソードは多く、犯罪ドラマにとどまらず人間の成長を描いたストーリーであると言えます。

主なキャスト

非常に登場人物が多いのですが、基本的にラボをまとめる主任的な役割のキャストがドラマの中で3人います。


(出典元:CSI Wikia)

シーズン1~9までが、昆虫学者で非常に博識なギル・グリッソム博士(ウィリアム・ピーターセン)、シーズン9からシーズン11ラストまでが医学博士で黒人のレイ・ラングストン教授(ローレンス・フィッシュバーン)、その後グリッソムが復帰してまた去っていってからファイナルまでは、風変わりなD・Bラッセル( テッド・ダンソン)が登場します。それぞれ性格が大きく違い、彼らの色によってその時々のチームの印象も結構変わるのも見どころの一つ。

彼らを支えるチームには、トム・クルーズ似のニック、カジノ王の娘でシングルマザーのキャサリン、仕事大好き趣味は仕事なサラがおり、その他常に行動を共にする警部のブラス、解剖学の立場からサポートするロビンス先生、証拠を鑑定するホッジス、グレッグらが脇を固めます。
それぞれが強烈な個性の持ち主であり、登場人物が多いものの判別が容易に行えるのもこのドラマの特徴ですね。

見どころ

なんといっても、鑑識のノウハウが凝縮されたストーリー構成となっている点です。

日本の鑑識とは違いますし、銃社会なために中による犯罪が多く、なかなかピンと来ない場面も少なくありませんが、理論的に証拠に基づいて見えなかったものが見えてくる過程、そこに隠された真実が明らかにされる様はエキサイティングですし、こちらまで賢くなったような気さえします。


(出典元:CSI Wikia)

また、証拠が教える「真実」が、時に見る者の胸を打ち、人間の愚かさや可笑しさ、悲しみや深い愛がそこにあることを突き付けます。このドラマは決してハッピーエンドばかりではないため、見終わった後に視聴者それぞれが考えさせられることも多く、それはまるで「陪審員」になったような気がすることもあります。

この証拠から見えた真実を、あなたならどう判断しますか?そう問いかけられているような終わり方が多いのも見どころです。


(出典元:CSI Wikia)

さらに、人間の成長にも焦点をあてているドラマである点も見どころのひとつです。

たとえば、タフな捜査官を演じるニック、彼はシーズン1では犯人(女性)に銃を向けられ、思わず泣いてしまうほど心が弱かったわけですが、シーズンを重ねるごとに強い心を持ちます。

また、チームの良き理解者であり、最多登場のブラス警部も、第1話ではグリッソム率いるCSIチームに対し辛らつな言葉を並べ、彼らをあまり信用していません。結構嫌なオヤジです。その彼も、自身の身に起こる大事件などを通じ、チームを理解し信頼していくようになります。
このように、単なる犯罪捜査ドラマにとどまらず、そこにかかわる人々の心の成長や関係の変化を追いかけることが、彼らを身近に感じさせ、人気へとつながっているのでしょうね。

こんなところにあの人が!?多彩なゲストスター

非常に長い期間放映されましたので、その間、さまざまなスターたちが駆け出しのころ出演していることでも知られています。

第1シーズンにはダコタ・ファニングが、非常に難しい役どころで出演しています。天才子役の名に間違いのない演技で、ストーリーをさらに深いものにしています。

また、シーズン11ではまだ子供のジャスティン・ビーバーが、シーズン9では売れる前のテイラー・スイフトも出演していますよ。テイラー・スイフトはチョイ役ですが、ジャスティン・ビーバーは容疑者の弟役という重要な役どころで2話に出演しています。が、言われなければ気づかないかもしれません。

このように、ゲストスターを探しながら見るのも醍醐味のひとつですね。

ドラマによる影響

本国では、実際の裁判でも陪審員たちが、目撃証言(人による証言)よりも絶対的な科学捜査による証拠を重視する傾向になり、科学的な証拠のない事件では有罪判決が出にくいなどと指摘されています。

また、捜査の内容を明かすことで、犯罪隠ぺいなどに悪用されるのではないかとの指摘もあるそうです。

日本では、北海道で2000年に起きたいわゆる恵庭OL殺人事件において、弁護側が2012年に再審請求の理由として付けた証拠が、人間に見立てた豚を焼いて再鑑定を行ったものでしたが、これはCSI科学捜査班の第1シーズンで用いられた実験と酷似していましたが、こちらは遺族感情を逆なでするだけにしかならず、結果再審請求も棄却されました。

感想

私がこのドラマを見始めたのは古くはなく、たまたまAXNで再放送されていたのを見たのがきっかけでした。

たしかシーズンも11あたりで、人物相関図もわからずただただ見ただけでしたが、その面白さは尋常ではなく、すぐに動画配信で過去のシリーズを視聴し、再放送されるたびに繰り返し見るほどのファンになりました。

キャストが多彩で、皆ユニークなキャラクターであるため、シーズンが進みキャストの入れ替えがあっても飽きることなどありません。当初はいがみ合っていた人たち(たとえばグリッソムと保安官エクリー)が、少しずつ歩み寄り、最終的には同志と呼べるほどの仲になったり、悲しい別れがあったり、特にシーズン6以降はCSIチームのメンバーそれぞれが抱える問題、仕事に対する思いが濃くなっていきます。

レギュラー陣はほとんどが終盤まで出演していますから、彼らへの愛着は半端ではありません。

しかし、ER緊急救命室などよりも視聴率が高かったこのドラマも、終盤に差し掛かると人気が落ちてきたと聞きます。
その理由としては、いろいろあると思いますがやはり「主任」の差ではないかと感じています。

開始当時は、ギル・グリッソム博士がチームをまとめていましたが、とにかく彼はハマりすぎていました。私にとってはCSI科学捜査班といえばグリッソムであり、この初代のメンバーが徐々に変わったことが要因のひとつなのではないかと感じています。


(出典元:CSI Wikia)

それが当たっていたかどうかは別にして、ファイナルではそのグリッソム博士を再び登場しています。グランドフィナーレにふさわしい演出でした。

まだCSI科学捜査班をご覧になっていない方は、是非この主任たちの違いにも目を向けてみてみてくださいね。

CSI科学捜査班を視聴できる動画配信サービス

現在、TSUTAYA TVAmazonプライムで全シーズンを配信中です。

しかも、字幕、吹き替えどちらも配信中ですから、ご自分に合った方を選択してくださいね。個人的には、是非吹き替えで楽しんでほしいと思います。声優さんたちの素晴らしさも魅力のひとつですからね。

また、WOWOW、スカパーのAXNでも再放送中です。

シーズン9、シーズン12が主任の入れ替わりがある節目となっているので、とりあえず最新シーズンに近いところからみたい場合は、シーズン12のD・Bラッセルが登場するあたりから見ると良いでしょう。

ちなみに、このD・Bラッセルのシリーズは、スピンオフの「CSIサイバー」にもつながるので、そちらも合わせて楽しんでくださいね。

多くの人の支持を集め、今なお人気の高いCSI科学捜査班。ぜひ一度ご覧になってくださいね。

海外ドラマを見たい人におすすめの動画配信サービスはこちら

シェアをお願いします。